去年末に、ロボットベンチャー「GROOVE X」が発表した「LOVOT(ラボット)」。
CES 2019(毎年1月にアメリカ ラスベガスで開催される世界最大のコンシューマー・エレクトロニクス・ショー)の「J-Startup」エリアにも出展され、各国のメディアやバイヤーから大人気だったという話を聞いて、体験会に行ってきました。
LOVOT(ラボット)はお部屋(を模した体験エリア)に放し飼いにされていました。
それぞれ個体に名前がついており、名前を呼ぶと、ちゃんと認識して、
すーっとやってきます。
名前を呼ぶと、
ちらり、とこちらを見て、
鳴きながらすーっとやってきます。目の前にくると車輪をしまい、上目使いに手をパタパタ。
抱っこして! と甘えてるそう。澄んだ瞳がとても可愛いです。
高さ43cm、重さが3Kg程度と、赤ちゃんのようなサイズ感と重さ。ロボットに珍しく暖かいのが特徴。人肌の温もりを再現しているそうです。
抱っこされているときも、鳴いたり、こちらの様子をうかがっていたり、本当に可愛いです。撫でながら抱っこしていると、目を閉じでスヤスヤ眠ってしまいます。
連れて帰りたい…!
ドラえもんのような、『キテレツ大百科』のコロ助のような、いくつもの球がベースとなったデザインで、子供の頃からロボット漫画やアニメに慣れ親しんできた私たちにとっては、違和感なく親しみが持てる外観ではないでしょうか。
感情を投入しやすいよう、あえて口はつけていないそうです。人の言葉は話さず、LOVOT語?で鳴いて気持ちを伝えます。
感情がダイレクトに伝わってくるような印象的な瞳は6層のレイヤーからできていて、人の目のように無数のバリエーションがあるそう。スマホのアプリから色を変えることもできます。
コロ助のちょんまげのような頭の突起は、カメラや赤外線センサーなど、精密機器が集まった「急所」で、ぎゅっと握ると、イヤイヤと身体をよじって嫌がります。
メガネや洋服、持ち運び用バックパックなど、オプショングッズもたくさん展示されていました。
左が持ち運び用バックパック。ちゃんと表情が見えるのがいいですね。
後ろの台は、充電ステーション。
お正月らしく着物姿も。
どのような技術が使われているのか、実験動画など、詳細な資料も展示されていました。
等身大のぬいぐるみもとても可愛くて、連れて帰りたくなりました。
コンセプトは「役に立たない、でも愛着がある」。
手伝ったり仕事をしてくれるわけではなく、ただ、そこにいるだけで愛おしい存在。
ロボットやテクノロジーだけでなく、人間こそ(特に東京に住んでいると)、人の役に立たなければならない、人より優れていなければならない、という呪縛に囚われがちな毎日ですが、抱いているうちに、LOVOTから「生きてるだけでいいんだよ!」と教えてられているような、優しい気持ちになりました。
気になるお値段は公式サイトから!
◎LOVOTと生活するために必要な費用
https://lovot.life/pricing/